目立たない矯正装置
最近、矯正相談で患者さんから「見えない装置で矯正できますか?」と質問をいただくことがよくあります。
現在、目立たない矯正歯科治療と呼ばれる矯正装置は、”透明の矯正装置”または”裏側に装着する装置”の2つが挙げられます。
1. マルチブラケット装置
従来の矯正装置のイメージは、 銀色の装置が歯の見えることについている金属タイプの装着が主流でありましたが今では、装着が白または透明タイプの装置も選択が可能です。
どちらも広く矯正治療で用いられる装置なので、一般的には矯正治療というと、この装置のイメージが大きいのだと思います。
これらの装置はマルチブラケット装置と呼ばれ、歯列矯正には欠かせない装置となっています。
金属タイプ | 白または透明タイプ |
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2. マウスピース型矯正装置
(インビザライン)
取り外し可能なオーダーメイド透明マウスピースによって、少しずつ歯の移動を行います。歯科医師の経過観察のもとでマウスピースを新しいものと交換して、歯を最終位置まで移動させていきます。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、矯正専門の歯科医師が患者様の治療計画を作成し、細かな修正を加えて米国のアライン・テクノロジー社にてマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作製されます。作製されたインビザラインは、空輸され当院へ輸送されます。
- 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。その中でも、矯正専門の歯科医師が効果・効能を検討したうえで当院では米国アライン・テクノロジー社のインビザラインを導入しております。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)により医療機器としての認証を受けていますが、日本では、患者さんそれぞれに作成する装置であることや製作が機械で行われることから、医療機器としての矯正装置に該当しないこととなっています。マウスピースに使用される材料そのものは薬事承認されており、安全にご使用いただけます。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
- マウスピースは厚生労働省に認可を得た材料を使用していますが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置のため、医薬品副作用校害教済制度の対象外になる場合があります。
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患者様それぞれに最も適した治療方針をご提案し、
苦痛なく歯列矯正を行っていただけることを目指しています。
マウスピース型矯正装置
(インビザライン)とは
「インビザライン・システム」は、米国アライン・テクノロジー社により1999年に提供をはじめたマウスピース型カスタムメイド矯正歯科装置です。
現在、世界100カ国以上の国々で提供され、これまでに700万人を超える方々に選ばれています(2020年1月現在)
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
のメリット
装置が見えにくい | マウスピースの素材が透明ですので、装着していてもほとんど目立つことはありません。光のあたり具合で若干見えることもあります。 |
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歯磨きがしやすい | 取り外し可能なので、食事や歯磨きの際は装置を外していただきます。装置が入ってない状態では、通常の歯磨きと変わらず磨くことが可能なので、固定式の装置と比べ虫歯のリスクは低減します。 |
いつでも取り外し可能 | 結婚式や卒業式、成人式など節目のお写真を撮影する機会で、固定式の装置ですと、一時的に装置を撤去することがありますが、マウスピース矯正では装置の着脱をご自身で行っていただくので、来院していただく必要がないです。 |
マウスピース型矯正装置(インビザライン)
のデメリット
使用時間・方法を守る自己管理が必要 |
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ドクターの技術、歯の状態によっては適用できない |
食後はつける前に歯ブラシが必要 |
このように、目立たない矯正にも種類があり、それぞれメリット・デメリットがあります。
よっかいち矯正歯科医院では、患者さんのお望みに沿えるよう、出来る限りの快適な目立たない矯正歯科治療を推奨しております。
ワイヤー矯正との違い
マウスピース型矯正装置 (インビザライン) |
ワイヤー矯正 | |
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見た目 | 目立ちにくい | 金属が目立つ |
取り外し | 自分で取り外し可能 | 自分では取り外し不可 |
痛み | ほとんど痛みなし | 締め付ける痛みあり |
金属アレルギー | アレルギーなし | 可能性あり |
衛生面 | 取り外せるため 通常のブラッシングでOK |
専用の歯ブラシが必要 |
会話 | ほぼ問題なし | 多少の違和感あり |
3D光学スキャナー(iTero)導入
iTeroとは、マウスピース型矯正装置(インビザライン)のマウスピース型を作成するための歯型を取る機械です。
従来の型取りでは、独特な匂い・ずっと口を開けていないといけない・嘔吐反射が出るなど、様々なデメリットがありましたが、iTreroはスピーディーに不快感なく、型取りが可能です。
マウスピース型矯正装置
(インビザライン)の治療費
マウスピース型矯正 | 800,000円 | 治療期間:2〜3年 |
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当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)は、日本国内の医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器および歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。日本薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であるため、担当歯科医師の全責任において治療が行われます。