受け口(下顎前突)とは
受け口(下顎前突)とは、上下の顎の位置・歯の位置にズレがあり下の歯が上の歯に比べて前方に出ている歯並びのことを言います。
「反対咬合」や「しゃくれ」と呼ばれることもあります。
受け口を放置してしまうと?
(受け口の症状・リスク)
受け口は、口を閉じた時に不機嫌な表情に見えてしまうなど審美的なコンプレックスやストレスにつながりやすい歯並びです。
また、見た目の印象だけでなく、前歯で食べ物を噛み切りにくい、発音しにくい、虫歯や歯周病、顎関節症になるリスクを高めてしまう原因にもなるため、大人・子ども問わず「受け口を矯正で治したい」という方がいらっしゃいます。
受け口が「身体の不調」や
「口臭」の原因になることも
本来、人間は鼻呼吸が通常となりますが、不正咬合(歯並びや噛み合わせが悪い状態)が原因で口呼吸になることがあります。
特に受け口(下顎前突)や出っ歯(上顎前突)、開咬(オープンバイト)などの不正咬合によって、常に唇が開いた状態になって口呼吸状態になってしまうことが多いのです。
口で呼吸を行いますと取り込んだ空気が直接肺に入ってしまい、病原菌やホコリなど空気中の不純物をそのまま体の中に取り込んでしまうことになります。そのため、風邪を引きやすかったり、喉の粘膜などを刺激したり、口の中が乾燥することで菌が増殖し口臭が強くなる原因にもなり得ます。
三重県四日市の矯正専門医院【よっかいち矯正歯科医院】には、受け口でお悩みの方もご来院されており、そのお悩み解決に尽力しております。
当院の矯正治療では、患者様の「キレイな歯並び」を整えるのはもちろん、同時に「快適に食事がしやすい噛み合わせ」も熟慮することで心身ともに笑顔になれるお口の環境づくりを目標としています。
受け口(下顎前突)の
治療方法・治し方
患者様のお口の状態やご希望によっても最適な治療方法は異なります。
ここでは、一般的な受け口の矯正方法と、その費用や期間の目安についてご紹介します。
1)ワイヤー矯正
受け口の多くの症状はワイヤー矯正で治療可能です。
歯の一つひとつにブラケットを取り付け、ワイヤーを介して歯並びや噛み合わせの治療を行う歯列矯正となります。
「表側矯正」は歯の唇側に矯正装置を取り付け、「裏側(舌側)矯正」は歯の舌側に矯正装置を取り付けて歯を動かしていきます。
目立ちにくい透明や白いブラケット・ワイヤーなどの装置も選択でき、さらに当院では痛みや違和感も少なくほとんど目立たないドイツ式のカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)も高評です。
2)マウスピース型矯正装置
(インビザライン)
比較的軽度の受け口であれば、透明に近いマウスピースを使った矯正で治せる場合があります。マウスピースを定期的に取り替えて、歯並びを徐々に整えていきます。ただし症状によってはマウスピースを使った矯正が適さないことがあります。
その場合はワイヤー矯正や両者を併用する方法で治療可能なケースがあります。
3)外科矯正
顎の骨格異常による重度の受け口の場合、通常の歯科矯正治療だけでは解決できないことがあります。
そのような場合には、顎の骨にアプローチする外科手術が必要です。
また「外科手術を避けたい」と考える方には、症状によってはワイヤー矯正で一定の改善を図れる場合があります。
どのような治療方法がご自身に最適であるかを知るためにも、遠慮なくよっかいち矯正歯科医院にご相談ください。
小児(子ども)の受け口の
矯正治療について
顎顔面矯正
顎顔面矯正とは、顎の骨の成長をコントロールすることで歯並びや噛み合わせを整える治療です。子どもの成長発育が盛んな時期であれば、顎の骨の大きさを広げて歯の生えるスペースをつくりだしながら、歯を正常に並べていくことができます。
また、骨格的に受け口の傾向がある場合と、前歯の位置が反対になっていることによる受け口の場合とがあるため、それぞれ適した矯正治療を行う必要があります。
最適な矯正方法や費用については、お子様のお口の状態や成長段階によっても異なりますので、子どもの歯並びが気になるという方も一度当院へお気軽にご相談いただければと思います。
受け口についてよくある質問
Q1.受け口は何歳くらいから
治療した方が良いですか?
受け口の治療は個々の症状によっても異なりますが、一般的には成長期の子どもから青年期にかけての治療が最も効果的といえます。
もちろん、大人になってから受け口の矯正治療を行うことも可能です。
なるべく早めに治療を開始することで、悩みやコンプレックスを早期解消につながります。
Q2.矯正治療に
年齢制限はありますか?
歯科の矯正治療に年齢の上限はなく、お口が健康な状態であれば成人後も何歳からでも治療を開始することが可能です。
気になった時に遠慮なく当院へご相談にいらしてください。
Q3.受け口の矯正は
抜歯が必要ですか?
矯正治療の方法や症状の程度、患者様のご希望等にもよりますが、一部のケースでは抜歯や外科矯正が必要な場合もあります。
当院ではCT検査機器を完備し、豊富な症例経験を持つドクターが的確な診査診断を行なっております。
事前に抜歯の必要性や別の方法の選択肢などもご説明しておりますので、安心してご相談ください。
受け口の矯正を検討中の方へ
(矯正相談・カウンセリング
のご案内)
患者様のお口元に関する
全ての悩みを解決するために
矯正治療に関わる様々な資格を有するドクターが在籍する当院は、歯並びや噛み合わせに関する多種多様なご相談を頂いております。
矯正治療に関わる様々な資格を有するドクターが在籍する当院は、
歯並びや噛み合わせに関する多種多様なご相談患者様にリラックスして診療を受けていただけますよう、広々とした開放的な院内にカウンセリングルームを備え、ご説明の際には費用や治療方法など患者様が知りたいと思うことを、できる限り明確にお伝えするよう心がけています。
無理に治療を勧めたり、ご納得いただかないまま治療を開始することは一切ございませんので、どうぞご安心ください。
また、患者様の中には「矯正をしたいけど一歩を踏み出せない」という方もいらっしゃいます。
当院では、さまざまな選択肢を含めて患者様のご事情に合った提案を大切にしております。
セカンドオピニオンにも対応
- どこの歯医者に通ったらいいのかわからない
- 他院で受けている治療がいつ終わるのか不安
- 他院では治療できないと断られてしまった など
よっかいち矯正歯科医院には、矯正治療に特化した歯科医師が在籍しているためセカンドオピニオンをご希望される患者様も多く来院されています。
矯正治療に不安を抱えている方や、一般の歯科医院で矯正が難しいと診断された患者様の受け皿になれるよう、専門性を活かし尽力してまいります。
ご予約・お問い合わせについて
LINE、Instagramでの
問い合わせにも対応
HPのお問い合わせフォーム、インスタグラムのDM、LINEなどでもご予約・ご相談を受け付けております。
些細なことでもかまいませんので、お気軽にご相談ください。
受け口(下顎前突)の治療例
治療前 | 治療後 |
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主訴 | 受け口が気になる |
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年齢 | 10歳 |
コメント | 上顎と下顎の位置のズレ、および前歯の位置に前後的なズレがあったため、取り外し可能な骨格的位置を改善する装置を使用し、その後固定式のワイヤー装置にて矯正治療を行いました。 |
治療費 | 702,000円 |
治療期間 | 3年2ヶ月 |
リスク | 様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。 あごの成長発育により、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。 |
矯正歯科治療の一般的な
リスクや副作用について
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、矯正専門の歯科医師が患者様の治療計画を作成し、細かな修正を加えて米国のアライン・テクノロジー社にてマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作製されます。作製されたインビザラインは、空輸され当院へ輸送されます。
- 国内にもマウスピース型矯正装置として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。その中でも、矯正専門の歯科医師が効果・効能を検討したうえで当院では米国アライン・テクノロジー社のインビザラインを導入しております。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)により医療機器としての認証を受けていますが、日本では、患者さんそれぞれに作成する装置であることや製作が機械で行われることから、医療機器としての矯正装置に該当しないこととなっています。マウスピースに使用される材料そのものは薬事承認されており、安全にご使用いただけます。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
- マウスピースは厚生労働省に認可を得た材料を使用していますが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置のため、医薬品副作用校害教済制度の対象外になる場合があります。