カテゴリ: 不正咬合
こんにちは!
よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です。
先日の記事に引き続き、不正咬合が引き起こすデメリットについて、語らせていただきます。
⑤骨格の発育障害
成長発育途上において、歯の位置に異常があるために、上下の歯が噛み合う時に、下顎が左右いずれかの方向にズレて咬むことがあります。そのような場合に、ズレた顎の位置が顎の成長方向に影響し、異常な顎の骨の成長を誘導してしまうことがあります。ですので、成長期にはとくに注意して噛み合わせのズレを発見することが重要となります。
⑥発音障害
発音障害というのは、言語を発することができない、ということではなく、正しく発音ができない、発する言葉が聞き取られにくい、という意味です。不正咬合における発音障害は前回記述した、筋機能障害の特に舌の機能不全に由来することが多いです。矯正治療により舌の動きを活発にかつ正常にしてあげることで、聞き取りやすい発音へと改善することができます。
⑦外傷および歯根吸収の誘因
唇側に突出している歯は、転倒やスポーツで強く顔面を打ったりすると、口唇や頬粘膜を傷つける原因だけでなく、歯冠や歯根の破折や吸収を招くことがあります。
このように、歯並びが悪い = 不正咬合が起こると、審美的に良くないこと以外にもたくさんのデメリットがあります。矯正治療は気になったその時が開始時だと思います。まずはご相談を(^^)

四日市の矯正専門歯科医院
よっかいち矯正歯科医院/
Yokkaichi orthodontic studio
秦 佑樹
四日市の矯正歯科なら、よっかいち矯正歯科医院
日付: 2018年1月13日 カテゴリ:コラム, 不正咬合
こんにちは!
よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です。
時々、初診相談の際に、『歯並びが悪いとどんな悪いことがありますか?』とご質問をいただくことがあります。今回はそれについてお答えさせていただこうと思います。
矯正歯科医院を受診される方の8割近くは、いわゆる『見た目が気になる』という理由です。『見た目が治ればあとは気にならない』た言われる方も珍しくないくらい、『見た目』という主訴で来院される方は多いです。ですので、『見た目』、専門的に言うと審美的要件、ということは矯正治療の対象の大きなポイントになると思います。
では、審美的要件以外の不正咬合のデメリットとはどのようなことでしょうか?
①むし歯の発生の原因
歯面へのプラークの付着はむし歯発生の大きな原因になります。不正咬合、特に叢生があると、お口の中の自浄作用が阻害され、歯ブラシも当たりにくくなることから、むし歯のリスクは高くなると考えられます。
②歯周疾患の原因
歯周疾患とはいわゆる、歯周病、歯槽膿漏のことです。お口の中の清掃が行き届かないと、プラークや歯石の沈着が生じやすくなり、歯肉炎や歯周病を発症する原因となります。さらに、前歯の突出などにより、充分にお口が閉じれない状態ですと、歯肉が乾燥し歯肉炎を助長し、歯周疾患の原因となります。
③咀嚼機能障害
簡単に言いますと、上手に噛んで飲み込むまでの過程が上手にできないですよ、ということになります。咀嚼の能力は咬合状態、歯周組織、舌、頬、口唇、筋肉などのバランスに影響されます。当然、咬み合わせが良くない状態では、良好な咀嚼は難しくなるので、物が上手に咬めない、ということが起こります。
④筋機能障害
不正咬合は、舌を含めた口腔周囲筋の機能に異常をもたらすことがあるといわれています。開咬のような状態になっていると、飲み込む時に舌を前に突出させるような舌突出癖が認められることがあります。このように口腔周囲筋と不正咬合は相互の関係になっていると考えられています。

後半は、次回に続きます(^^)
四日市の矯正専門歯科医院
よっかいち矯正歯科医院/
Yokkaichi orthodontic studio
秦 佑樹
四日市の矯正歯科なら、よっかいち矯正歯科医院
日付: 2018年1月13日 カテゴリ:コラム, 不正咬合
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