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カテゴリ: 不正咬合

矯正治療と痛み

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

今回は、矯正治療中の「痛み」についてご説明します。

矯正装置をお口の中に装着すると2つの痛み違和感が起こることがあります。

1つは、装置やワイヤーが唇や頬にあたり口内炎のような傷ができてしまうことによる痛みです。今まで何もなかったお口の中に凹凸のある装置が歯に装着され、唇や頬に当たると口内炎ができることが起こることがあります。これは必ず装置をつけた方全員に起こると言うことではなく、起こりやすい方と起こりにくい方が見えます。また口内炎ができやすい方でも、次第と装置が口腔内に適応し、また歯磨きをしっかりとしてお口の中を清潔に保つことにより次第と出来にくくなります。装置装着当初はブラケット周囲をカバーする保護用ワックスなどもありますのでそういったものも併用いただき慣れていただくことになります。

もう1つは、ワイヤー装置やマウスピース装置によって積極的に歯を移動させる際に、歯の周りの組織の新陳代謝が活発になることにより起こる痛みです。個人差がありますが、痛みは通常3日〜1週間程度で治りますが、人によっては全然痛みがなかったと言う方もみえます。歯が移動する際に痛みが起こりますので、矯正治療が進み歯の位置が良い位置に動いてくるにつれ、発生する痛みは低減されていきます。綺麗になるためのお痛みですので、患者さんにはご理解いただき頑張っていただいているという現状になります。

お痛みや違和感のことについて、ご心配事がありました事前にしっかりとご説明させていただきますのでお気軽にご相談ください。

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秦 佑樹

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日付:  カテゴリ:コラム, 不正咬合

保定治療の重要性

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

矯正治療においては、ワイヤー装置やマウスピース装置を使用して、歯を積極的に移動させた後に、今度は動かした後の良好な位置を保つための「保定(ほてい)治療」という期間に移ります。この一番最後の保定の期間ですが、実は歯を動かす動的治療期間よりも重要だと考えられます。

一般的にワイヤー装置などによって歯を積極的に動かす動的治療期間は約2〜3年ほどです。この期間が終わると患者さんの歯並び噛み合わせは良好になり、それまでつけていた矯正装置を外します。しかし人間の体で動かした歯がその位置に適応するにはおおよそ動かした期間と同じくらいの期間が必要だと言われています。すなわち保定期間とは、動的治療によって目的の位置に移動させた歯や顎骨をその位置と状態で長期間保持し、安定できる条件を整える処置と言えます。

保定装置には、取り外し可能な装置と固定式の装置があります。取り外し可能なマウスピースタイプの装置は、ワイヤー装置を外してから1年間は原則24時間(食事と歯磨き時は除く)使用していただきます。その後、12時間使用→就寝時のみの使用、と順次使用時間を減らしていくことになります。また固定式の装置は歯の裏側に接着し、そのまま数年使用していただきます。

保定の期間は患者さんにより様々です。歯を動かす量が多かった方は保定の期間を長くもってもらった方が後戻りが少ないですし、歯が動きやすい方も同様に期間は長くもってもらった方が良いと思います。

このように、ワイヤー装置やマウスピース装置を使用し、良好な歯並びを獲得したのちは、その綺麗な状態をキープし生涯良好な噛み合わせで過ごしていただくことが重要となります。

それを実現するために保定治療期間はとても大切な期間になりますので、担当医師の指示に従い、しっかり保定装置の着用をよろしくお願いします。

良好な歯並びかみ合わせを作るには、

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日付:  カテゴリ:不正咬合

歯並びセルフチェック

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

歯並びかみ合わせをセルフチェックする際のチェック項目をいくつかご紹介します。

★歯並びのチェックポイント★

・ 上下の前歯の真ん中の線が揃っている

・ 上下の歯のかみ合わせが噛んだ時に、上の前歯が下の前歯の上に重なる。重なる量は2〜3mm。

・ 上の前歯が下の前歯よりも2〜3mm前に出ている。

・ 口を開け閉めした時に、唇がスムーズに閉じられる。

・ 上下の歯列の位置は、上の歯列が下の歯列よりもわずかに外側に位置している

・ 閉じた唇が左右対称になっている

・ 上下の臼歯の山と谷が互い違いに噛み合っている

・ 口を開けた時に、上下ともにきれいなアーチ型に並んでいる

・ 歯列に隙間がない

・ 成人の場合、永久歯が28本そろっている

・ 会話をしていて、聞き返されることがあまりない(発音が明瞭である)

・ Eライン(鼻先とあごの先の2点を結んだ線)の外側に唇が飛び出さず、ラインに触れない程度に内側に位置している

ある程度の個人差はありますが、鏡を見ながらチェックし、全てに当てはまれば、あなたの歯並びかみ合わせは非常に美しく、機能的にも正常である可能性が高いと思われます。反対に、どれか1つでも当てはまらない項目があれば、不正咬合の可能性は高くなります。

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日付:  カテゴリ:コラム, 不正咬合

生活習慣とかみ合わせ

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

歯並びが悪くなる原因は、遺伝的な要素がありますが、それ以上に食生活に代表されるように、生活習慣やむし歯など、後天的な要素が大きいといえます。

子供の場合ですと、指しゃぶりや頬杖、口呼吸、唇を咬む、爪噛み、舌の突出などの癖は歯並びに大きく影響を与えます。また乳歯のときにむし歯になって歯がなくなると、永久歯に生え変わるときに歯並びが乱れる原因となります。乳歯には、永久歯が生えてくる際のナビゲーターとしての役割があり、乳歯が早く抜けてしまっていると、永久歯ははえる方向がわからなくなり、前後にずれたり傾いたりして生えてくるのです。また乳歯がなかなか抜けない場合に永久歯は乳歯を避けて、よくない方向に生えてくることもあります。むし歯などで奥歯でうまくかめないと前歯で咬もうとして、顎が前にずれてくることもあります。生活習慣による歯並びの変形は、大人になってからも起こります。歯ぎしりや片側咬み、悪い姿勢や睡眠時の寝相や癖によってもかみ合わせのズレがおこることがあるので注意が必要です。

上下の歯の関係はきちんと噛み合って初めて機能することができます。前歯は2〜3mmの深さで上の前歯が下の前歯に重なります。重なりすぎても、逆に噛めずに空間が空いても困ることになります。奥歯に関していうと、奥歯は咀嚼面に高くなっている部分とくぼんでいる部分がありますが、この山と谷の部分が歯車のように上下の歯列で噛み合うことが重要です。理想は1本の奥歯に対して2本の歯が噛み合う状態となります。

歯ならびでもそうですが、私たちの体は本来、きちんと機能するようにできています。しかし現代人に限っていうと、食べ物やライフスタイルなどの様々な要因によって歯並びに障害が起きています。ですので、矯正治療では障害となっている原因を取り除き、本来の綺麗な歯並びかみ合わせを取り戻すという考え方を元に治療を行います。こうして矯正治療によって、咀嚼機能も回復し楽に効率よく噛むことができるようになるのです。

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日付:  カテゴリ:コラム, 不正咬合, 口腔習癖

不正咬合の予防

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦 佑樹です!

今日は不正咬合の予防についてお話ししたいと思います。不正咬合は様々な原因が複雑に組み合わさって引き起こされるため、確実な不正咬合の予防ということは難しくなります。しかし、因果関係が明らかな不正咬合については、その原因の除去によって不正の発現を予防することができます。

☆乳歯列期の不正咬合の予防

・咬みあわせのズレ

乳歯列は乳切歯歯冠が小さいことや歯の傾斜が少ないことから、前歯の噛み合わせが浅いことが多いです。咬みあわせが浅いがゆえに、前歯や犬歯で干渉があると顎のズレが起こり、反対咬合や奥歯の交叉咬合を引き起こすことがあります。その場合、咬合干渉をしている乳歯に咬み合わせ調整を行うことによりズレを修正する必要があります。場合によっては矯正装置を使用し、下顎の位置を正しい位置に誘導してあげる必要があります。

・歯列の保隙

むし歯や外傷など、なんらかの理由で乳歯が早期に脱落した場合に隣接する歯がその隙間に傾いてくることがあります。それにより歯列の乱れが起こることになります。そのため、隣在歯との隙間を確保しておくために保隙装置という装置を装着し、歯列の乱れを予防します。

・乳臼歯の前後的関係

乳臼歯(奥歯の乳歯)が正常な咬みあわせと比較し、上顎が前にあれば将来的に上顎前突になりやすいですし、下顎が前にあれば下顎前突になる可能性は大きいです。この咬みあわせの判断基準をターミナルプレーンと言います。

・口腔習癖

お口のよくない癖によって、唇や頬の筋肉より異常な力が歯列に加わると、切歯、臼歯の被蓋に関連した交叉咬合や開咬などの不正咬合を引き起こす可能性があります。口腔習癖が必ずしも不正咬合を発現させるとは限らないが、頑固で長時間持続するものは不正咬合の原因となるため、正す必要があります。

☆混合歯列期の不正咬合の予防

・過剰歯

過剰歯とは、通常の歯の数よりも多く存在する歯のことです。過剰歯が存在すると、本来並ばなくてはいけない必要な歯のはえる隙間が不足することや、はえてくる永久歯の萌出方向の邪魔をすることがあります。不要と判断された過剰歯は早期に抜去あるいは摘出することが望ましいです。また抜歯後の隙間を閉じるために歯の移動が必要となることがあります。

・歯の大きさ、形態の異常

歯の大きさが通常よりも大きいと、歯と歯を配列する顎の骨の大きさの不調和が起こり、良好な位置に歯が並びきらないことになります。萌出歯が大きい場合は叢生、小さい場合は空隙歯列を引き起こすので、将来の永久歯歯列のかみ合わせを予測しながら対応することが重要になります。

・上唇小帯、頬小帯の発育異常

過剰に発育した上唇小帯や頬小帯は、その部位の乳歯が歯間離開を起こしていることが多いです。永久歯の生えかわりを待っても隙間が閉じない場合には小帯の切除を必要とすることがあります。

・口腔周囲の軟組織の機能異常

乳歯から永久歯への交換の際には咬合接触が一時的になくなるので、萌出中の永久歯は口腔周囲の軟組織の機能の影響をうけやすいです。口呼吸などの口腔周囲軟組織に関わる異常な習癖は早期に改善する必要があります。このような場合に筋機能療法(MFT)を適応することも不正咬合の予防に繋がります。

このように不正咬合になりえる原因を早期に予防することで、永久歯の歯並びの不正を防ぐこともできます。ご自身での判断が難しいこともありますので、疑問に思われたら専門歯科医院にてご相談下さい。

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不正咬合と口呼吸

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

呼吸と歯並びとは深い関係があると言われています。本来、人間は鼻呼吸するのが普通ですが、不正咬合が原因で口呼吸になることがあります。特に上顎前突や下顎前突などの不正咬合によって、前歯が飛び出していて口が閉じづらい場合や、開咬によって前歯に隙間が空いている状態になると、常に唇が開いた状態になって口呼吸状態になってしまうことが多いです。

では、口呼吸がなぜいけないかというと、口で呼吸を行いますと取り込んだ空気が直接肺に入ってしまい病原菌やホコリなど空気中の不純物をそのまま体の中に取り込んでしまうことになるからです。それに比べ、鼻呼吸であれば、鼻腔を通るときに鼻腔の粘膜に不純物が付着し除去されます。その結果、鼻がフィルターの役割をしてくれるので、綺麗な空気を体内に取り込むことができます。一方、口呼吸は不純物を含んだ空気がフィルターされずにそのまま肺に入って来ることになるので、風邪を引きやすかったり、喉の粘膜などを刺激したり、乾燥しやすくなってよくありません。

矯正治療を行い、理想的な歯並び咬み合わせを獲得し、それと同時に正常な鼻呼吸法も得られることで健康な口腔周囲機能を作ることがよっかいち矯正歯科医院での目標をなります。

口呼吸でお困りの方は、

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矯正治療を開始される患者様へのお願い

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

当院では矯正治療を開始していただく患者さんにいくつかお願いをしていることがあります。その中でも特に重要な3点についてお話させていただきます。

まず1点目は、矯正装置をしっかりと使用すること、です。

矯正装置には固定式(つけっぱなし)のものと可撤式(取り外し可能)なものがあります。特に可撤式の場合は、装置をお渡ししご家庭で使用していただくことがメインとなります。その際に、装置の使用目的や使用方法をしっかりとご理解いただき、決められた使用時間を守っていただくことが重要となります。正しく使用していただかないと、当然お口の中には装置が入っていない状態になりますので、良い歯並びを得られる効果はありません。特に患者さんがお子さんの場合には、装置を使う意義をしっかりと把握していないと使用を拒むことが多くなりますので、医院の方でも指導いたしますので、ご家庭でもよく矯正治療についてお話ししてあげてください。矯正装置使用時には痛みや違和感があることがあります。過大な痛みや違和感でなければ、2〜3日、長くて1週間くらいで落ち着き消失することがほとんどです。またこの痛みは歯の動くことによる痛みで正常な反応なので、十分にご理解ください。

2点目は口腔清掃をきちんとすること、です。

ブラケットなどの固定式の矯正装置を装着すると自浄作用が低下するため、口腔内はむし歯や歯周炎などの歯科疾患に罹患しやすい環境となります。そのため、治療を開始する前に口腔清掃の重要性と正しい歯磨き方法をよくご理解いただいた上で治療の開始、装置の装着となります。お口の中をきれいな状態に保てなく、むし歯になる可能性が認められた場合は一時的に矯正装置を撤去して、矯正治療を中断させていただくことがありますので、あらかじめご了承ください。

3点目は予約のお時間を守り、必ず定期的に通院していただくこと、です。

長期にわたる治療に対して、予約の時間に決められた月日に通うことにより確実に矯正治療を進めることができます。逆にいうと、決められた日時に来院できずに治療を伸ばしていくとその分はもちろんそれ以上に治療期間の延長につながることになりますのでお気をつけてください。

何よりも、矯正治療で良い歯並びかみ合わせを獲得するには、患者さんの協力が不可欠となります。素敵な笑顔を獲得するために頑張りましょう。よろしくお願いします。

 

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永久歯列期の全体的な治療

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!

永久歯列期の全体的な治療では、機能的にも審美的にも良好な永久歯咬合の確立を目指します。この時期には、一般的にワイヤー装置を使うことが多いです。

永久歯列期の全体的な治療の方針は、非抜歯によるもの、抜歯を併用するもの、外科手術を併用するものの3つに分けられます。全ての患者さんに対して、抜歯せず、手術せず、良質な矯正歯科治療を提供したいという想いは矯正医にとって共通です。しかし、骨格的な不正や、歯と歯槽骨の不調和が顕著な場合には、抜歯や外科手術を併用しないと治療が難しい場合があります。

☆矯正治療における抜歯の3つの判断基準

1 歯と顎の大きさの比率

2 上下の顎のかみ合わせ

3 軟組織側貌(横から見たお顔が美しいかどうか)

矯正治療の目標が、「歯を綺麗に排列すること」のみにあるとしたら、多くの症例において非抜歯での配列が可能かもしれません。しかし、実際には上下顎にわたり緊密かつ機能的な咬合を営み、口唇閉鎖不全の除去や調和のとれた口もとを提供し、長期にわたる安定を目指す場合には、抜歯が必要な症例が確実に存在します。1995年に発表された愛知学院大学歯学部付属病院矯正歯科の調査では抜歯頻度は56.2%、1996年に調査された鶴見大学歯学部付属病院矯正歯科での抜歯頻度は53.4%との結果でした。

また抜歯、非抜歯については欧米人と比較した日本人の特徴の差も理解しておく必要があります。日本人は、短頭型の骨格を持ち、また鼻が低く、下顎の突出も小さく、口元が突出した特徴があります。つまり歯を排列するスペースで考えると、欧米人に比べ非抜歯治療は困難であることがわかります。

矯正治療で抜歯を行わなくてはならない理由の第1点目は、患者固有の顎が小さいか、歯が大きい場合などの問題です。このような顎骨と歯の大きさの不調和をアーチレングスディスクレパンシーと呼びます。ディスクレパンシーに対してある程度は、歯列や骨の拡大などで対応できますが、限界を超えた場合には、抜歯によりディスクレパンシーを解消することになります。大きなディスクレパンシーを持つ患者さんに対して、非抜歯治療を行った場合、過度な唇側への突出がおこったり、それに伴う唇側歯肉の退縮など歯周組織への悪影響、口唇閉鎖機能不全などの問題を生じる場合があります。また、長期の安定も重要な要因なので、それらも含め、限界を超えたと判断される場合には抜歯の適応症と判断します。

抜歯が必要となる第2点目は、上下顎の骨格的な偏位、臼歯(奥歯)のかみ合わせに偏位が認められる場合です。このような不正咬合は本来、成長発育の不調和に起因するため、根本的には外科的に改善すべきだということになります。しかし、顎骨の不調和が原因であっても、境界領域であれば矯正治療単独での治療方針で改善することができます。その多くの場合には抜歯により咬合を獲得することとなります。

第3の理由は、口唇閉鎖不全(歯が出ていて唇を閉じることができない)による機能的な問題の改善と、軟組織側貌などの審美的改善によるものです。口唇の閉鎖不全は、口腔内が乾燥するため、齲蝕や歯周病などの様々な感染リスクを増大させ、呼吸、発音、嚥下に対しても問題を起こします。また口唇が閉じられずに、いつもお口があいている状態も好ましい状態ではありません。口唇閉鎖不全の多くは、上顎前突や下顎前突、上下顎前突などの、主に歯の位置や骨格的な不正により引き起こされます。このような問題から引き起こされた口唇閉鎖不全は、矯正治療で改善が可能です。

また、口唇閉鎖不全が認められない患者でも、叢生症例などを非抜歯で治療したために、歯を唇側へ傾斜させた場合には、新たに口唇閉鎖がしにくい状態や口唇突出を招く場合があります。

以上のように①歯と顎の大きさの比率 ②上下顎の偏位の問題 ③軟組織の状態などを総合的に判断し、抜歯、非抜歯、について診断する必要があります。

よっかいち矯正歯科医院では、このような慎重な判断を正確に行うために、術前精密検査を必ず行います。検査に基づき最適な治療方針を説明し、患者さんに充分に納得していただいたうえで矯正治療を開始して行くことをお約束します。

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日付:  カテゴリ:不正咬合, 未分類

不正咬合 before →after

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦 佑樹です!

不正咬合にはどのような種類があるのか、ということを以前のブログでご紹介させていただきました。今回は実際に不正咬合が治療後にどのように治ったのかということをお伝えさせていただきます。

・叢生(顎の大きさと歯の大きさが合わず、大人の歯がきれいに並びきらずにガタガタしてしまう状態、乱杭歯、八重歯)

永久歯の大きさが大きく、はえる隙間が足りない状態だったので、上下の永久歯を合計4本抜歯し、隙間を獲得して固定式のワイヤー装置にて矯正治療を行いました。

・上顎前突(上下の顎の位置、歯の位置にズレがあり上の歯が下の歯に比べ前方にある状態、出っ歯)

上顎と下顎の位置に骨格的なズレが認められたため、取り外し可能なマウスピースタイプの矯正装置を使用し、矯正治療を行いました。

・下顎前突(上下の顎の位置、歯の位置にズレがあり下の歯が上の歯に比べ前方にある状態、反対咬合、受け口)

上顎と下顎の位置のズレ、および前歯の位置に前後的なズレがあったため、取り外し可能な骨格的位置を改善する装置を使用し、その後固定式のワイヤー装置にて矯正治療を行いました。

・開咬(上下の歯の位置、骨格的なズレ、あるいは舌突出癖や指吸いの癖により前歯が咬まなくなった状態)

上下の歯の位置にズレが認められたため、上下の永久歯を合計4本抜歯し、上下の前歯を舌側に移動して固定式のワイヤー装置にて矯正治療を行いました。

・空隙歯列(顎の大きさと歯の大きさが合わず、大人の歯がきれいに並びきらずに隙間があいてしまう状態、すきっ歯)

顎の大きさに比べ、永久歯の大きさが小さく前歯が開いている状態であったため、舌の癖を改善する取り外し可能なマウスピースタイプの装置と舌の動きを良くするトレーニングを行い、その後固定式のワイヤー装置にて矯正治療を行いました。

・交叉咬合(顎の左右的なズレや歯の位置のズレにより、顎の位置や上下の歯の真ん中が一致しない状態)

顎の左右的な位置のズレが認められたため、正常な顎の成長を促すために取り外し可能なマウスピースタイプの装置を使用し矯正治療を行いました。

このように、不正咬合はそれぞれの状態、症状によって用いる装置や改善方法が異なります。よっかいち矯正歯科医院では、矯正治療開始前の精密検査によって、不正咬合の原因をつきとめ、その状態に応じて適切な装置を使用し不正咬合を改善します。そのため、当院の矯正治療において術前精密検査は欠かせないものとなります。治療開始までにお時間をいただくことになりますが、適切で正確な治療を行うためにご理解ご協力をお願いします。 見えない矯正治療をご希望の方は当院にてご相談ください。

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不正咬合について考える ③

こんにちは!

よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です。

さて、不正咬合についてのデメリットについてお話させていただきましたが、実際に不正咬合とはどのような状態を言うのかご説明します。

簡単に言いますと、綺麗だな、と思わない歯ならびは全て不正咬合と診断され、それに加え一見綺麗な歯ならびをしているようでも、実は矯正治療の対象となることもあります。

では、不正咬合にはどのような状態があるのか、ご説明します。

・叢生(そうせい) = 乱杭歯、八重歯

数歯にわたり歯が傾斜、あるいは転位して重なりあっている状態。いわゆる前場がガタガタになっている、とか八重歯になっている、というのはこの叢生という状態を指します。

・上顎前突 = 出っ歯
上顎の前歯が出ている状態。上顎の骨が前に出ている、上の前歯が前に出ている、どちらもあてはまる、下顎が引っ込みすぎている、など色々な場合があります。

・下顎前突 = 受け口

噛み合わせた時に下あごにある歯が上あごにある歯全体よりも前方に突出している状態。遺伝的要因や舌の癖、口呼吸が原因と考えられています。

・開咬

数歯にわたり、上下の歯が接触していない状態。おもに前歯にみられますが、奥歯が開咬となることもあります。前歯で噛みきれない、というのはこの開咬状態ということになります。

・過蓋咬合

前歯が正しい咬み合わせより、深く咬んでいる状態。過度のものでは、下顎切歯が上顎の口蓋に食い込み圧痕ができることもあります。

・正中離開

上顎の前歯が開いている状態。歯の大きさが小さい場合や上唇小帯の高位付着などが原因で起こることがあります。


・空隙歯列弓

歯間に空隙がみられる歯列弓のことです。顎の大きさに対して歯の大きさが小さい、舌が大きい、歯数が不足している場合にみられることがあります。

このように不正咬合には様々な状態があり、その状態、原因によって矯正治療での治療法や使用する装置が変わります☺
Instagramでも、不正咬合チェックリストを配信していますので、ご覧下さい。

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治療に伴うリスク

保定装置を決められた期間確実に装着しなかった場合、後戻りの可能性があります。

ご予約・お問い合わせについて

LINE、Instagramでの
問い合わせにも対応

HPのお問い合わせフォーム、インスタグラムのDM、ラインなども導入しております。
些細なことでもかまいませんので、お気軽にご相談ください。

※縦にスクロールができます。

矯正歯科治療に伴う一般的な
リスクや副作用について

1最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間〜1,2週間で慣れることが多いです。

2歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。

3装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんのご協力が非常に重要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。

4治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります。虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いたり、定期的なメンテナンスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていた虫歯がみえるようになることもあります。

5歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯茎がやせて下がることがあります。

6ごく稀に歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。

7ごく稀に歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。

8治療途中に金属等のアレルギー症状がでることがあります。

9治療中に「顎関節で音がなる、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。

10様々な問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。

11歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整を行ったりする可能性があります。

12矯正装置を誤飲する可能性があります。

13装置を外す時にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。

14装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。

15装置が外れた後、現在の咬み合わせにあった状態のかぶせ物(補綴物)や虫歯の治療(修復物)などをやりなおす可能性があります。

16あごの成長発育により、咬み合わせや歯並びが変化する可能性があります。

17治療後に親知らずが生えて、凹凸が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせると噛み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。

18矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。

薬機法において承認されていない医療機器について

「マウスピース型カスタムメイド矯正装置(インビザライン)」

                       
  • ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、矯正専門の歯科医師が患者様の治療計画を作成し、細かな修正を加えて米国のアライン・テクノロジー社にてマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作製されます。作製されたインビザラインは、空輸され当院へ輸送されます。
  • ・国内にもマウスピース型矯正装置(インビザライン)として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。その中でも、矯正専門の歯科医師が効果・効能を検討したうえで当院では米国アライン・テクノロジー社のインビザラインを導入しております。
  • ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)により医療機器としての認証を受けていますが、日本では、患者様それぞれに作成する装置であることや製作が機械で行われることから、医療機器としての矯正装置に該当しないこととなっています。マウスピース型矯正装置(インビザライン)に使用される材料そのものは薬事承認されており、安全にご使用いただけます。
  • ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
  • ・マウスピース型矯正装置(インビザライン)は厚生労働省に認可を得た材料を使用していますが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置のため、医薬品副作用校害教済制度の対象外になる場合があります。
  • ・当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)は、日本国内の医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器および歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。
  • ・日本薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であるため、担当歯科医師の全責任において治療が行われます。

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アクセスAccess

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