ワイヤー矯正中に
口が閉じにくい?
原因と解決策について解説
ワイヤー矯正で
口が閉じにくい原因とは?
ワイヤー矯正中は「うまく噛めない(食事がしにくい)」「口が閉じられない(口を閉じにくい)」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
出っ歯の症状のある方からは特によく聞かれる悩みの一つです。
この原因は主に、歯にワイヤーやブラケットなどの矯正装置がつくことで口(唇)が閉じづらくなることにあります。
これにより、口内が乾きやすくなったり、噛み合わせに違和感を覚えたりする場合があります。
特に歯の表側に装置をつけるラビアル矯正法(表側矯正)では、ワイヤーやブラケットの厚みによる影響を受けやすく「口(唇)が閉じにくい・閉じられない」と感じることが多くあります。
また、ブラケットの素材によっても装置の厚みに違いがあるため、種類によってはより違和感が大きくなることがあるでしょう。
ワイヤー矯正で口が
閉じにくい場合どうなる?
(よくあるトラブル)
ワイヤー矯正の装置によって口が閉じにくい場合、食事の際にうまく噛めないだけでなく、以下のような問題・トラブルが生じることがあります。
口内炎ができる原因に
歯の表側に装置をつけるワイヤー矯正(ラビアル矯正法)では、食事や会話をする際に唇と装置との間で摩擦が生じやすく、唇が傷つきやすい場合があります。
傷ついた箇所に細菌が侵入することで口内炎の原因になることもあるため、注意が必要です。
虫歯や口臭の原因に
ワイヤー矯正で口が閉じられない・閉じにくい場合、無意識のうちに口が開きがちになってしまうことがあります。
口が開いてる時間が続くと口の中が乾燥し、細菌が繁殖しやすい状態になります。これにより虫歯や歯周病リスクが高まったり、口臭を引き起こす原因になる場合があります。
ワイヤー矯正中に
口が閉じられない・・・
対策・解決方法は?
ワイヤー矯正で「口が閉じられない」原因の多くは、歯の表側(唇側)に矯正装置がつくことで、その厚みによって口が閉じづらくなることにあります。
そうした悩みの解決策としておすすめの方法が、①「リンガルブラケット矯正法(裏側矯正/舌側矯正)」や、②「ハーフリンガルブラケット矯正法」と呼ばれる方法です。
①リンガルブラケット矯正法(裏側矯正/舌側矯正)
リンガルブラケット矯正法(裏側矯正/舌側矯正)とは、ワイヤーとブラケットを歯の裏側(舌側)に装着して矯正をおこなう治療方法です。
ラビアル矯正法(表側矯正)と比較すると、リンガルブラケット矯正法は装置が見えにくく目立たない、唾液の自浄作用により虫歯になりにくい、装置によって唇が傷つくことが少ないといった特徴があります。
一方で、装置はオーダー(セミオーダー)メイドのブラケットを作成し、精密な技術で行うため、ラビアル矯正法に比べ治療費が高くなり、的確に対応できる医院が限られています。
②ハーフリンガルブラケット
矯正法
ハーフリンガル矯正とは、ラビアル矯正法(表側矯正)とリンガルブラケット矯正法(裏側矯正)を組み合わせて矯正をおこなう治療方法です。
上あごの歯列には裏側(舌側)からの矯正方法を、下あごの歯列には表側(唇側)からの矯正治療を行います。
ラビアル矯正法(表側矯正)よりも矯正器具が目立ちにくく、また、リンガルブラケット矯正法(裏側矯正)のみの治療よりも費用が安いことが特徴です。
一方で、ラビアル矯正法のみの治療と比べると費用が高くなり、適応できる症例が狭まります。
より快適な矯正治療を
求める方のために
三重県四日市市の矯正歯科専門の歯医者「よっかいち矯正歯科医院」では、患者様一人ひとりの悩みにお応えするために様々な矯正方法に対応可能です。
患者様にできるかぎり快適にワイヤー矯正治療を受けて頂けるようにと世界にも目を向けた様々な技術の研鑽を続け、実績ある矯正システムを導入しご提供しております。
カスタムメイド型
リンガルブラケット矯正装置
(インコグニート)
当院で主に用いる舌側矯正システムは、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置「Incognito(インコグニート)」と呼ばれるシステムです。
従来の舌側矯正装置では、違和感・痛み・発音しずらいなど、多くのデメリットが挙げられていました。そうした問題点を改善するべく開発されたのがこのシステムです。
ドイツで生まれたカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)は、デジタル技術を応用することで装置を正確な位置へつけることが可能となり、舌側からも正確な歯の配列ができるのが特徴です。
カスタムメイド型リンガルブラケット
矯正装置(インコグニート)を用いる
メリット
「目立たないワイヤー矯正歯科治療」が可能であることに加え、従来の舌側矯正装置と比べ以下のような利点が挙げられます。
-
・痛み、違和感の軽減
ブラケットの表面が滑らかに研磨され、患者様ごとの歯の舌側面にあわせたカスタムメイド法でブラケットを作成します。その結果、従来の舌側矯正のデメリットであった装置による痛みと違和感、食事のしづらさや咀嚼障害を訴える患者様は減少しました。
-
・システムの正確さ
より正確に歯を移動させるために、ワイヤーもオーダーメイドになっています。患者様の歯の形に合わせて作られた矯正装置に合わせてワイヤーも作られているので、正確さは他の装置やシステムに比べ格段に向上することが期待できます。
※「カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート)」は完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、承認薬品を対象とする医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
矯正歯科治療を検討中の方へ
(矯正相談・カウンセリングの
ご案内)
患者様のお口元に関する
全ての悩みを解決するために
三重県四日市市の矯正歯科専門医院/歯医者「よっかいち矯正歯科医院」は、歯並びや噛み合わせに関する多種多様なご相談を頂いております。
患者様にリラックスして診療を受けていただけますよう、広々とした開放的な院内にカウンセリングルームを備え、ご説明の際には費用や治療方法など患者様が知りたいと思うことを、できる限り明確にお伝えするよう心がけています。
むりに治療を勧めたり、ご納得いただかないまま治療を開始することは一切ございませんので、どうぞご安心ください。
また、患者様の中には「矯正をしたいけど一歩を踏み出せない」という方もいらっしゃいます。
当院では、さまざまな選択肢を含めて患者様のご事情に合った提案を大切にしております。
セカンドオピニオンにも対応
- どこの歯医者に通ったらいいのかわからない
- 他院で受けている治療がいつ終わるのか不安
- 他院では治療できないと断られてしまった
- 実績ある矯正専門の歯科医師に相談したい など
難しい症例を含め豊富な実績のある矯正専門の歯科医師が在籍する当院には、セカンドピニオンの患者様もご来院になります。
これからも矯正歯科に不安を抱えている方や、一般の医院では矯正できないと診断されお困りの患者様の受け皿になれるよう、尽力してまいります。