保定治療の重要性
こんにちは!
よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!
矯正治療においては、ワイヤー装置やマウスピース装置を使用して、歯を積極的に移動させた後に、今度は動かした後の良好な位置を保つための「保定(ほてい)治療」という期間に移ります。この一番最後の保定の期間ですが、実は歯を動かす動的治療期間よりも重要だと考えられます。
一般的にワイヤー装置などによって歯を積極的に動かす動的治療期間は約2〜3年ほどです。この期間が終わると患者さんの歯並び噛み合わせは良好になり、それまでつけていた矯正装置を外します。しかし人間の体で動かした歯がその位置に適応するにはおおよそ動かした期間と同じくらいの期間が必要だと言われています。すなわち保定期間とは、動的治療によって目的の位置に移動させた歯や顎骨をその位置と状態で長期間保持し、安定できる条件を整える処置と言えます。
保定装置には、取り外し可能な装置と固定式の装置があります。取り外し可能なマウスピースタイプの装置は、ワイヤー装置を外してから1年間は原則24時間(食事と歯磨き時は除く)使用していただきます。その後、12時間使用→就寝時のみの使用、と順次使用時間を減らしていくことになります。また固定式の装置は歯の裏側に接着し、そのまま数年使用していただきます。
保定の期間は患者さんにより様々です。歯を動かす量が多かった方は保定の期間を長くもってもらった方が後戻りが少ないですし、歯が動きやすい方も同様に期間は長くもってもらった方が良いと思います。
このように、ワイヤー装置やマウスピース装置を使用し、良好な歯並びを獲得したのちは、その綺麗な状態をキープし生涯良好な噛み合わせで過ごしていただくことが重要となります。
それを実現するために保定治療期間はとても大切な期間になりますので、担当医師の指示に従い、しっかり保定装置の着用をよろしくお願いします。
良好な歯並びかみ合わせを作るには、
四日市の矯正専門歯科医院
よっかいち矯正歯科医院/
Yokkaichi orthodontic studio
秦 佑樹
四日市の矯正歯科なら、よっかいち矯正歯科医院
日付: 2018年6月2日
カテゴリ:不正咬合
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- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、米国アライン・テクノロジー社の製品であり、矯正専門の歯科医師が患者様の治療計画を作成し、細かな修正を加えて米国のアライン・テクノロジー社にてマウスピース型矯正装置(インビザライン)を作製されます。作製されたインビザラインは、空輸され当院へ輸送されます。
- 国内にもマウスピース型矯正装置(インビザライン)として医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けているものは複数存在します。その中でも、矯正専門の歯科医師が効果・効能を検討したうえで当院では米国アライン・テクノロジー社のインビザラインを導入しております。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は1997年にFDA(アメリカ食品医薬品局)により医療機器としての認証を受けていますが、日本では、患者さんそれぞれに作成する装置であることや製作が機械で行われることから、医療機器としての矯正装置に該当しないこととなっています。マウスピース型矯正装置(インビザライン)に使用される材料そのものは薬事承認されており、安全にご使用いただけます。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は医薬品医療機器等法(薬機法)の承認を受けていない未承認医薬品です。
- マウスピース型矯正装置(インビザライン)は厚生労働省に認可を得た材料を使用していますが、インビザラインは完成物薬機法対象外の矯正歯科装置のため、医薬品副作用校害教済制度の対象外になる場合があります。
当院が使用するマウスピース型カスタムメイド矯正装置(製品名インビザライン 完成物薬機法対象外)は、日本国内の医薬品医療機器等法(薬機法)における医療機器および歯科技工士法上の矯正装置に該当しません。日本薬機法上の医療機器として認証・承認を得ていない装置であるため、担当歯科医師の全責任において治療が行われます。