見えない矯正治療②
こんにちは!
よっかいち矯正歯科医院 院長 秦 佑樹です!
見えない矯正治療の一つである「舌側(裏側)矯正」について、ご説明します。
舌側矯正治療とは、通常、歯の表側に装置をつけて歯を動かして行う矯正治療を裏側に装置を接着し、全て裏側からコントロールしよう、と言う治療法になります。一見、表につける装置を裏側につけるだけ、と言う単純な仕組みに聞こえますが、実は表の矯正と裏側の矯正では、装置もテクニックも異なります。
舌側矯正のメリット・デメリットについては、前記事にてお伝えさせていただきました。今回は、当院で用いる舌側矯正のシステムについてお話しさせていただきます。
当院で主に用いる舌側矯正システムは『Incognito(インコグニート)』と呼ばれるシステムになります。このシステムはドイツで開発され、従来の舌側矯正の問題点を改善すべく考案されました。舌側矯正では唇側矯正と比較して、装置をつける位置のズレが歯の移動の位置に大きく影響するため、歯の配列を正確に行うことが困難でした。そこで、Incognitoシステムでは、デジタル技術を応用することで、装置を正確な位置へつけることを可能として、舌側からも正確な歯の配列を可能としました。
Incognitoを用いるメリット
従来の舌側矯正装置では以下のようなデメリットが挙げられていた。
・舌側装置による、違和感、痛み
・食事のしづらさ、咀嚼障害
・発音障害(特に「サ行」「タ行」の不明瞭な発音)
以上の問題の改善のために、Incognitoシステムにおいてはブラケットの表面が滑らかに研磨され、患者さんごとの歯の舌側面にあわせたカスタムメイド法でブラケットを作成し、装置の厚みが可能な限り薄く設計されている。その結果、舌側矯正のデメリットであった、装置による痛みと違和感、食事のしづらさや咀嚼障害を訴える患者さんは減少しました。
またIncognitoシステムでは、より正確に歯を移動させるために、歯を移動させるためのワイヤーもオーダーメイドになっています。患者さんの歯の形にあわせて作られた矯正装置にあわせてワイヤーも作られるようになっているので、正確さは他の装置やシステムに比べ格段に良いと考えられます。
このように当院では、できる限り快適に裏側矯正治療を行えるように、最新のシステムを導入しています。
見えない矯正で、快適な矯正生活を送るなら、
四日市の矯正専門歯科医院
よっかいち矯正歯科医院/
Yokkaichi orthodontic studio
秦 佑樹