不正咬合について考える ③
こんにちは!
よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です。
さて、不正咬合についてのデメリットについてお話させていただきましたが、実際に不正咬合とはどのような状態を言うのかご説明します。
簡単に言いますと、綺麗だな、と思わない歯ならびは全て不正咬合と診断され、それに加え一見綺麗な歯ならびをしているようでも、実は矯正治療の対象となることもあります。
では、不正咬合にはどのような状態があるのか、ご説明します。
・叢生(そうせい) = 乱杭歯、八重歯
数歯にわたり歯が傾斜、あるいは転位して重なりあっている状態。いわゆる前場がガタガタになっている、とか八重歯になっている、というのはこの叢生という状態を指します。
・上顎前突 = 出っ歯
上顎の前歯が出ている状態。上顎の骨が前に出ている、上の前歯が前に出ている、どちらもあてはまる、下顎が引っ込みすぎている、など色々な場合があります。
・下顎前突 = 受け口
噛み合わせた時に下あごにある歯が上あごにある歯全体よりも前方に突出している状態。遺伝的要因や舌の癖、口呼吸が原因と考えられています。
・開咬
数歯にわたり、上下の歯が接触していない状態。おもに前歯にみられますが、奥歯が開咬となることもあります。前歯で噛みきれない、というのはこの開咬状態ということになります。
・過蓋咬合
前歯が正しい咬み合わせより、深く咬んでいる状態。過度のものでは、下顎切歯が上顎の口蓋に食い込み圧痕ができることもあります。
・正中離開
上顎の前歯が開いている状態。歯の大きさが小さい場合や上唇小帯の高位付着などが原因で起こることがあります。
歯間に空隙がみられる歯列弓のことです。顎の大きさに対して歯の大きさが小さい、舌が大きい、歯数が不足している場合にみられることがあります。
このように不正咬合には様々な状態があり、その状態、原因によって矯正治療での治療法や使用する装置が変わります☺
Instagramでも、不正咬合チェックリストを配信していますので、ご覧下さい。
四日市の矯正専門歯科医院
よっかいち矯正歯科医院/
Yokkaichi orthodontic studio
秦 佑樹