お口の癖について
こんにちは!
よっかいち矯正歯科医院 院長 秦佑樹です!
今回は『お口の癖』についてお話させていただきます。
お口の癖?ちょっと聞きなれないこの言葉はどのような意味でしょうか。一番身近な例をあげますと、「小さい頃ずっと指しゃぶりをしていたら、上の歯が前に出て、出っ歯になった。」ということは聞いたことがあるかもしれません。実はこの”指しゃぶり”という行為は、”吸指癖”という口腔習癖なのですね!すなわち、口腔習癖により、不正咬合が発生することがありますので、矯正歯科治療では、その口腔習癖を改善してあげることが、良い治療結果につながるのです。
いくつか、口腔習癖の例をあげてみます。
・吸指癖
上にも書きましたように、指しゃぶりのことです。特に親指を吸う指しゃぶりは母子吸引癖と呼ばれます。この吸指癖が続くと、開咬や上顎前突といった不正咬合の原因となることがあります。
・弄唇癖(ろうしんへき)
前歯で唇を咬んだり、唇を吸い込んだりする癖のことを言います。主に下唇を咬んだり、吸引したりすることが多いです。この癖により、上顎前歯が前方に傾斜したり、下顎前歯が内側に倒れ、上顎前突の原因となることがあります。
・弄舌癖(ろうぜつへき)
発音や嚥下時以外に舌を無意識で咬んだり、突き出したり(舌突出癖)する習癖のことです。この癖が続くと、内側より常に前歯を押す力が加わるので、上下の前歯を前方に傾斜させたり、前歯の開咬の原因となることがあります。
・口呼吸
正常な鼻呼吸が妨げられると、口呼吸をすることになる。これが長期にわたり持続すると、口唇閉鎖不全、上顎歯列の狭窄、上顎前歯の突出を引き起こす原因となることがあります。
・咬爪癖
爪を咬んだり咬みきったりする癖のこと。持続すると歯の磨耗や傾斜を引き起こすことがあります。
・異常嚥下癖
上下の前歯の間に舌尖を挟んで嚥下する幼児型嚥下が、何らかの理由で成長後も残存すると、上下顎前突や開咬の原因となることがあります。
このようにお口の癖が歯並びを悪くする原因となることがあります。よっかいち矯正歯科医院では、歯並び咬み合わせの改善に加え、このような口腔習癖の除去にも治療の一貫として取り組んでいきます。
四日市の矯正専門歯科医院
よっかいち矯正歯科医院/
Yokkaichi orthodontic studio
秦 佑樹